亜熱帯天然色百科

夜市・屋台・餐廰・路地・鐵路・猫etc

阿里山森林鉄路本線復旧の目途立たずと南機場で四川料理1 @ 一家川菜小館

日本では猛暑と記録的な少雨が続いていますが台湾では7月に台風4号が上陸したのを皮切りに連日雨が続き阿里山森林鉄路本線は7月28日から不通になっています。上部の二万平から阿里山方面は異常がないものの嘉儀の北門から十字路間の13か所で落石や倒木が発生し土砂や岩・倒木を撤去する必要があり重機の出動が必要なものの不安定な天候が続いており復旧の目途は立っていません。夏休みに訪台し阿里山へ向かう計画をしている人も多いかもしれませんが上部の沼平・祝山・神木の各線のみの運行になるため注意が必要です。

さて先日姪2號の家族9人は家族の誕生日を祝って南機場の一家川菜小館へ出かけました。

南機場夜市の料理店街にある一家川菜小館

 

梅干扣肉 豚バラ肉と梅干菜がトロトロに煮込まれています

 

前菜の豆腐干と小魚

 

蝦仁炒蛋 大ぶりな海老がたっぷり入った卵焼き

 

ニンニクが良く効いた炒空心菜

 

廸化街で猫フォトコンテストと北投で燒腊弁当 @ 晟記燒腊荘

観光客の人気スポットの一つ廸化街で猫と廸化街を主役としたフォトコンテスト「猫派撮影比賽」が開催されることになりました。ご存じのようにフカヒレや干しナマコ・ツバメの巣など南北貨と漢方薬を扱う商店が集積する廸化街ではこれらをネズミから守るため昔から猫を飼ってきました。猫は古い商店のカウンターで昼寝したり街を散歩したりして人々を和ませてきました。そこで地元の老舗菓子店「李亭香」が猫への感謝を込めて主催し今年で2回目となります。今回の作品のテーマは「謝謝照顧」で応募は今月27日で締め切られましたが昨年の第1回には日本や香港からの応募もあり今回も優秀な作品が期待されています。なお最高賞金は1万台湾元で入賞作品は同店店頭や台北市内の「OLYMPUS PLAZA TAIPEI」で展示されることになっています。

さて中華圏で燒臘・燒腊と呼ばれる豚肉や鴨(アヒル)のロースト、店頭に脂の滴るつやつやの肉がフックで吊るされ食欲をそそります。香港へ通っていたころには滞在中に1~2回は必ず湾仔の燒臘屋でビール片手に舌鼓を打っていました。台湾でも町内ごとに1軒は燒臘屋があり昼夜を問わず賑わっています。北投市場の中にある晟記燒腊荘はローストのほか麺や炒飯も提供しておりご飯時には行列ができます。姪1號が弁当を買いに行ってきました。

北投市場の晟記燒腊荘

 

昼時にはこの行列です

 

ロースト飯以外にも麺や炒飯にあんかけ飯などメニュー豊富です

 

店頭にはフックで吊るされたつやつやのアヒル

 

注文が入ると大きな中華包丁で手早く肉を切り分けます

 

ヒルのローストとおかずを詰めた弁当を買って帰りました

 

扇風機が4年で壊れたと昔日の基隆站 @ 臺鐵基隆火車站・國光客運基隆站

先日山手線内でモバイルバッテリー充電器が発火したという事件がありましたが、少し前は古い扇風機が発火する恐れがあると言われ4年前にLED照明器具と共に東芝のリモコン付き扇風機を買い10年以上使っていた扇風機を廃棄処分しました。当然エアコンがあるので扇風機の出番としてはエアコン始動時にサーキュレーター的に使用するか風呂上りに汗が引かないときに強風で使うか程度だったのですが、先日姪1號が来日した際急に暑くなったので半年ぶりに取り出したところ電源ランプ・風力ランプは点灯するもののモーターが回りません。購入店に持ち込みメーカーに修理見積を依頼したところモーターに不具合があり約9,000円で購入した扇風機の修理代に1万8,000円必要だという回答が返ってきました。ノンブランドの扇風機なら5,000円程度で購入できるのに修理に1万8,000円も投じるわけがありませんから当然持ち帰りました。保証期間の1年は過ぎており修理人員のコストが高くつくのだろうとは想像しますが電子回路に異常が無く、ただ回転するだけのモーターがわずか4年で壊れ修理するには購入金額の倍かかると回答してくるなど消費者を馬鹿にした対応としか思えません。もう二度と東芝製品を購入することはありません。

ちょいと愚痴が続いてしまいましたが先回紹介した基隆火車站の昔の写真が出てきたので再掲になりますがアップします。

4代目臺鐵基隆火車

 

構内には山崎パンのベーカリーショップがあり日本同様パンまつりでシールを集めると白

い食器がもらえるキャンペーンを実施していましたがシールが足りないのに食器が欲しい

ごねてる台湾人のおばさんがいて店員が苦慮していました

先回の5枚目の写真 バス停横の小吃屋 列車やバスの時間待ち客で賑わっていました

 

鉄道駅の南側にあった犬も入ってくる國光客運基隆站

 

台北駅・八徳路の中崙・中壢などへのバスが頻発していました 以上2016.11

 

基隆臨港線の線路が残っていたころ 2006.1

 

基隆街歩き 3 @ 基隆火車站

外海から奥深く位置した基隆港は天然の良港として発展、荷物取扱高は年々増加し対処するため各埠頭を結ぶ貨物線が基隆火車站を中心に張り巡らされ道路と共用するトンネルを長大な貨物列車が走行する光景も見られました。しかし道路網の整備が進み、市街地を分断していた軌道の地下化が求められたことから2015年基隆火車站の地下化完成と同時に臨港線は廃止されました。火車站前には当時の信号所(號誌站)が残されており往時の繁栄ぶりが偲ばれます。

地下化された基隆火車

 

以前は南下する優等列車が多く発着していましたが七堵站始発の列車が増えたことで基隆

站では自強號6本だけの運行になり區間車が大半の駅になってしまいました

駅前公園に残る臨港線の線路

 

日本統治時代に建てられ約90年使用された號誌樓轉轍站

 

旧駅脇にあった台北行きバス発着場はそのまま残り滷肉飯や陽春麺の小吃店も残っていま

した

台東旧火車站機関庫がレストランにと基隆街歩き 2 @ 基隆廟口

台湾東部の主要駅の一つ台東火車站は現在市街地西部にありますが、これは南廻線が全通した際に台東新火車站として開業しその後、市街地にあった旧台東火車站の廃止によって台東火車站と改称したものです。旧台東火車站は花蓮方面からの終着駅として開業したため行き止まり駅になっていましたが鯉魚山の麓に位置し市街地のど真ん中、周囲には飲食店や夜市、旅社やホテルが立ち並ぶ繁華な地域の中心にありました。現在は駅舎・線路・車両が残され台東鐵道藝術村として再生され国内外アーティストの芸術作品を展示すると共にフリーマーケットも開催し市民憩いの場となっています。その中にある日本統治時代に建てられた機関庫が台北火車站の北側にある轉運站(バスターミナル)が入るビルで君品酒店(パレ・デ・シンホテル)を運営する雲品國際酒店によって今月20日にレストランとして生まれ変わることになりました。君品酒店内の中華料理店「頤宮」が料理やスイーツを担当することになっておりクラシックな機関庫の中で北京烤鴨など高級中華を堪能できるそうです。

では基隆街歩きの2回目です。天気は良かったのですがとんでもなく蒸し暑くコンビニでビールを買い飲食コーナーで休憩しながら昼間の廟口夜市へ向います。

海鮮がウリの廟口夜市 蟹スープと油飯の店は満席です

 

昼間も夜と変わらないくらい多くの人が出ています

 

夜市の中心にある奠濟宮 廟口とは奠濟宮の門前という意味です

 

夜になると屋台が出る愛四路ですが昼間はガランとしていました

 

基隆も廟だらけです

 

新竹でライチ最終収穫と基隆街歩き 1 @ 基隆廟口

最近は日本の中華レストランのデザートで出されることも多くなったライチ(レイシ・茘枝)ですが日本で味わえるのは九州などで栽培された極く少量以外ほとんどが冷凍です。生の美味しいライチを食べるなら5~7月に台湾を訪れ菜市場で買い求めるのが一番です。固く張った皮を剥くと真っ白な果実が現れ上品な甘さが楽しめます。台湾では南部を中心に栽培されていますが北限とされる新竹市で今シーズン最後の収穫が20日まで行われています。保存が効かない果実で色・香とも3日と持たないと言われるのでこの時期訪台するならぜひとも味わってほしいですね。

さて基隆で1泊することとなり1日目は台北まで出かけ親戚と久々の食事を楽しみましたが2日目は出港が18時と早いため基隆でのんびり楽しむこととし、朝食後街へでかけました。

手前の建物は地下化された基隆火車站の地上部分でバス発着場などがあります

 

海關大樓は日本統治時代に基隆港合同庁舎として建造されました

 

基隆もバイクの洪水で溢れています

 

海と山に囲まれた狭い基隆 駅前のゴチャゴチャ感がたまりません

 

昼間の廟口へ突入です

 

台風4號台湾を縦断と基隆路で親戚一同と夕食 3 @ 湘鼎坊

日本では影響が無かったため報道もありませんでしたが台湾では6日夜に台風4號が嘉儀に上陸した後、台湾本土を縦断し7日朝新竹・桃園県境付近から海上に抜けました。上陸前の中心気圧は975hpとさほど大きくはなかったものの西部の人口密集地帯を縦断したことで死者2人、けが人502人の被害を出し、7日は南部を中心に鉄道・航空で運転見合わせ・キャンセルが相次ぎ交通網も大きく乱れました。北部では来襲時に更に中心気圧が弱まっており大きな被害は出ませんでしたが姪1號によると夜中に風で電線が鳴り中々寝付けなかったようです。台風が過ぎ去ったあとは戻り梅雨のような天気が続いており最高気温は30~32℃程度で35℃以上が続く日本の週間天気予報を見た姪は台北の方が少しはマシとのたまわっています。

中華料理をアラカルトで頼む場合、人数+1というのが相場でこの日は8人の集まりでしたが湘鼎坊は一皿一皿の盛りが多く砂鍋魚頭もビッグサイズのため7品の注文にしました。

押し豆腐・戻したスルメ・豚肉etcを炒めた客家小菜

 

料理が揃いました 久々に飲む台湾18天生啤酒は最高でした

 

満腹で店を出ると基隆路はまだ下斑大塞車 ここ20年ほどで捷運網が充実しましたが上下

斑時の渋滞は相変わらずです

一旦ヨメの実家に戻ったあと車で基隆まで送ってもらいました

 

船に戻ってから見た基隆港 向えに見えるのはエバーグリーンローレルホテルです